先日ご注文頂いたM,Benz190E2.5-16Vの納車整備を開始!

あるていどまでは仕上げて居ますが細かい機関系は納車整備でやって行くの
ですが、やはり今まできちんとやって来た車輌でも点検しだすと大なり小なり
出てくる物です!
先ず、必要部品の拾い出しをしてその後分解調整出来るものは進めて行きますが
デフカバーからオイルのにじみが有ったのでデフを下ろし一通り点検!

カバー以外からは漏れ等無くサイドベアリングもガタ漏れ等ないのでデフカバーの
漏れを修正してOK!
と現在納車整備進行中です!
で、話は変わって久し振りに年式で部品の移り代わりを見てみようかと思いますが
メルセデスベンツの代表的なミラーの形状の変化の様子!
先ずは、220SEBモデル前後から使用されてきたミラーですが

このミラーですが私加藤がメルセデスベンツの中で一番スタイルの良い
ミラーだと思っています!
コレは、W105のモデルの後期に使われたかも知れませんが多分私の記憶が
確かであればW111(220SEB)やW113(130SL)辺りのモデルから使われ出し最後が
1967年モデル辺りだと思います。
W113(250SL)でも使われているはずですがこの年式辺りまで使われて居ます。
一番メルセデスベンツで格好の良いミラーだと思います。
この前のモデルW180辺りのモデルはミラー本体の形状は似ているのですが
足が真っすぐでイマイチ色気がないようなきがします!
現在でも入手可能ですが、たまにバックオーダーに成ってしまう事も有ります!
そしてその後の方は

この型のミラーです!
これ、日本仕様だとW108やW109などで助手席側のミラーだけフロントフェンダーで
運転席側がドアミラーの物を見ますがコレ完璧に日本仕様!
ドアミラーとフェンダーミラーは同じ形状だと思いきや足の足の角度が違って
ドアミラー用のものをフェンダーに付け等とすると変な角度に成ってしまいます!
でも、ビンテージメルセデス(縦目世代)ではお決まりのミラーですね!
このミラーは現在でも入手可能で中のミラーだけでも部品で入手出来ます!
で同じ世代のアメリカや北米仕様のミラーはコレ!!

コレは、上の画像と同じ世代のW108/W109のアメリカ/北米仕様のミラーで
実際は、此方のミラーのほうが後方視界がかなり良く使いやすいし位置調整が
確実に出来ます!
多分アメリカは投影面積で此方のミラーが使われていると思いますが現在は
入手不可能です!
そして

このミラーから価格も高くなるし機能も良くなって来ます。
代表的なのが、W116やW107のミラーですが、ちょっと付け足しますと
1973年から日本ではW116/W107が発売されていますがその発売年と
翌年(1974年)の2年間だけミラーはこの画像の物よりちょっと小さめ
で黒いラバーが回りに付かないミラーでしたが1975年のモデルからこの
大きさで最終モデル(W116/W107)に使われて来ました!
このミラーから根元で折れる(たためるのでは無く折れる)タイプに成っていますが
安全基準の問題から成ったと思われます!
この後のモデルから、ミラーはプラスチック製に成り新化??をして行くのですが
メッキの金属製のミラーはココが最後です!
ちなみに、先ほどW107の1973年74年の2年だけ小降りのミラーだと説明しましたが
このほか、W107はフロントグリルのスターマークもこの2年間はダイキャスト製で
かなり確りした作りのもので1975年からプラスチックの台座にステンレスの
スターマークがプレスされた物に変わっています!
コレ、現在でも言われているコストダウンそれとも生産効率アップの事????
いずれにしても細々年式によって変わっていくのです!
一見すると同じものに見えても違ってきている
良いものは、後世に残して行きたい物です!